機械製品設計工場・エネルギー管理
40年以上の設計業務において大小の失敗経験をしてきたことから、3現主義を元に、原理、原則、またあるべき姿への検討、提言、後輩への指導に努めている
1962年 大手重工業メーカー入社 工業炉設計部 配属
1963年~1985年:製鉄所向け均熱炉,加熱炉,熱処理設備の受注~設計~製作~
据え付け~試運転を実施。
1973年~1981年:低NOxバーナ,COTバーナ開発試験~実用化。
1976年~1981年:厚板熱処理設備の設計~試運転の技術PM(ブラジル,韓国)
1983年~1986年:省エネ,低NOx少温度偏差,
900℃~1250℃厚板スラブ加熱炉の開発~試運転技術PM
1986年~1993年:真空炉,新素材製造設備の設計~納入までの総括管理
1988年~2000年:業界団体で燃焼炉委員会 委員長:燃焼炉委員20社の取り纏め。
1991年~1992年:資源エネ庁,工場等に係る判断基準検討委員会
委員として工業炉に係る設備省エネの判断基準とりまとめ
1992年~1995年:直流アーク炉用スクラップ連続予熱,
切出し装置開発から実機製造~試運転の技術PM
1993年~1997年:協会会員会社13社が参加して実施の「高性能炉開発委員会」の委員長,
尚この開発と実機化はその後2000年まで継続実施された。
1995年~2002年:豪州企業とのストリップキャスター共同開発のPM
2000年~2002年:国立研究開発法人の先進的省エネルギ技術導入アドバイザリー事業
省エネルギ専門家として2工場の計測診断と指導
2002年 定年退社
2003年 企業の技術顧問として工業炉に関する技術指導、若手技術者の育成を実施。
2013年 同社退職
2003年 同社非常勤嘱託,技術顧問として勤務。
2003年~2006年:燃焼安全の基準作成のため、高性能炉開発で開発されたリジェネバーナ
7種類の火炎検出装置と組み合わせた点火ー消火、及び燃焼範囲確認試験
並びにそのデータ整理,解析,検討。
2006年~2008年:1982に制定されたJIS B8415 「工業用燃焼炉の安全通則」を委員会
での改訂作業、2008年11月改定。
2007年~2009年:工業炉の安全に関する国際規格を作成するための技術委員会立ち上げ準備、
並びに国際委員会の立ち上げのため事務局員の一人として技術文書の作成、
参加国の勧誘、日本の委員(エキスパート)募集等の実施。
2009年~2016年:日本のエキスパートの一人としてISO-TC244に参加、工業炉の安全に
関する国際規格(ISO)4件、工業炉のエネルギ消費計算、効率計算に
関するISOを4件制定。
・工業用燃焼炉設備,熱処理設備の設計,改良改善の開発
・工業炉設備の省エネ診断,改良改善策検討及び設備開発
1987年 第6回圧延設備分科会 日本鉄鋼協会
「設備計画面から見たラジアントチューブの考察」
2009年 日本工業炉協会「JIS B8415 改訂内容の解説」共同講演
2015年 日本工業炉協会「JIS B8420 制定内容の解説」共同講演
1969年8月 社内技報「雰囲気式厚板熱処理炉の概要」
1974年11月 熱管理と公害(日本熱エネルギ協会)
「ラジアントチューブの設計と燃焼技術」
2001年 vol53No164日本燃焼学会誌 「工業炉の省エネルギーへの取り組み」
1988年 粉生熱技術振興賞 受賞 (財)谷川熱技術振興基金
1996年 平成8年度科学技術庁長官賞 受賞 「第38回科学技術功労者表彰」