コラム

技術継承問題がひき起こす事件・事故の危険性

2015.12.29

こんにちは、技術継承.comの福井です。

もうすぐ2015年が終わろうとしています。
私の2015年は、変化の大きな1年でした!
長年企画していた事業を実現するため、
今年は会社を設立し、本サイトを立ち上げました。

たくさんの方々に助けて頂きながら、
「プロフェッショナルやリーダーの英知を次世代へ継承する」
という理念のもと、技術アドバイザー事業を
大きく進化させていければと思っています。

さて、今年の技術に関するニュースで、個人的に注目した
出来事には下記のものがありました。

(1)総理官邸に小型無人機「ドローン」が落下
(2)明治日本の産業革命遺産が世界文化遺産に登録
(3)フォルクスワーゲン排ガス規制逃れ
(4)横浜マンション杭うちデータ改ざん

(2)以外は、倫理的な問題・事件として、印象深いです。

特に杭打ちデータ改ざんのような人的要因の
事件・事故については、技術継承問題が
引き起こす間接的な要因であると危惧しています。

もちろん、データ偽装は、あってはならない事ですが、
この事件は、現場監督ができる専門的知見をもった
ベテラン技術者不足も要因の1つとして
私は考えています。

管理者側は、現場経験豊富なベテラン技術者が
不足しているがために、形式的なデータ検査に依存し、
施工者側は、杭打ち品質よりも、良く出来たデータ集めが
目的となってしまうのです。

また、現場監督者が不足すれば、多くの現場を
掛け持つことになり、深いところまで関わるのは、
大変困難なことでしょう。

深いところに関わらなければ、実務的な経験が減り、
結果的に経験豊かなベテラン技術者育成の場が減少します。

悪循環です。

私は、今後このような術継承問題が間接的要因とされる
事件・事故が多発する懸念をもっています。

それを解決するためにカギとなるのが、既に定年された
「シニア技術者」だと考えています。

ベテラン技術者の暗黙知を定量的な形式知に置き換えて
データ化する動きは、もちろん重要ですが、
私はそれだけではカバーできないと思うのです。

いろんな想定できないトラブルに対し、
それを経験・乗り越えてきた「シニア技術者だからこそ」
若手に直接指導でき、データでは補えないことを
伝えていけるのです。

企業を離れたとしても、経験豊富なシニア技術者の
専門的知見は「宝」です。

その経験や知見を技術アドバイザーとして
若手へ継承する仕組みが「技術継承.com」です。

これからこの仕組みを大きく進化させて
いきたいと思っています。
どうぞ、2016年も宜しくお願いします。

 

技術継承.comとはへのリンク画像

 

技術のアドバイスが欲しいあなた! 技術アドバイザーをお考えの方!

  • お問い合わせはこちら
  • 技術アドバイザー登録

TEL. 06-7176-7888 平日9:00~18:00