化学・繊維研究開発製造・生産技術
微細物質・微生物を内包するカプセル技術と凝集構造破壊技術について、特許出願しています。これらは、世界初の技術で、様々な応用が可能です。
1980年 京都大学工学部化学工学科 修士課程卒業
2010年 神戸大学応用科学科 博士課程(工学)卒業【工学博士】
■ プロセス開発,プロセス設計・建設業務(1980~2012年)
大手繊維メーカーおよび大手電機メーカーにおいて、35年に渡り化学プラントの設計・建設,
プロセス開発業務に携わる。
繊維メーカーでは、主力製品であるアラミド繊維事業において、重合工程から製糸工程までを
含んだ新工場の設計・建設工事に設計者兼プロジェクトマネージャーとして携わり、
計画通りの能力を達成。また、ポリエステル繊維の原料であるパラキシレン精製工場に関して、
当時世界で最新鋭技術であった溶融精製プロセスの導入に取り組み、プロジェクトマネージャー
としてスケールアップ技術を確立するとともに、プラントの設計・建設に携わって計画を完遂。
さらにはPBT(ポリブチルテレフタレート)重合プラント,エンジニアリングプラスチック関連プラ
ント,PEN(ポリエチレンナフタレート)新技術製造プラント,医薬品製造プラントなど
多くの化学プラントの設計・建設を担当。
大手電機メーカーでは、ポリカーボネート生産プロセスの設備設計,プロセス設計に従事。
■ 新規高分子構造体の発明(2005~2009年)
機能素材(吸着剤,触媒,微生物)・ナノ素材を担持する高分子構造体を発明。
本技術は、医薬(DDSなど),医療機器,ナノコンポジット開発,ナノ技術開発,
環境議技術開発などに応用が可能。
■ 研究開発業務(2000年~現在)
冷蔵庫中のCO2吸着剤の開発,CNT飛散防止技術の開発,ナノファイバーフィルターの開発。
リン吸着システムの開発,機動型浄水装置の開発,独社との共同開発における
新規エンジニアリングプラスティックの研究開発,アラミド繊維新規プロセス研究開発。
電機メーカーでは、繊維メーカーでの経験を活かして、ポリカーボネート生産プロセスの
新規技術の研究開発に従事。
■ 機械的外力や化学修飾を用いず、凝集構造を破壊する技術を開発
プラント設計・建設,環境技術,微細物質・微生物を内包するカプセル技術,
凝集構造破壊技術,ポリマーナノコンポジット技術
1. ”非接触での活性物質担持成形技術について”,四国工業研究会,2006年7月
2. ”鈴状構造と応用について”,JFCAテクノフェスタ,2008年1月
3. ”New technology applied to nano, membrane and bio fields by supporting
microscopic material and organism”,Samsung symposium, 2012年9月
4. ”New fixation method of nano material and microorganism”,
韓国ヨンナム大学環境シンポジウム, 2013年5月
1. “Immobilization and Characterization of Inorganic Adsorbents in Porous Polymeric
Materials with Effective Cavity”, Solvent Extraction Research and Development,
Japan, Vol.17, 43-51, 2010年
2. “Preparation and Characterization of Microporous Hollow Fiber Membranes Containing
Hydrotalcite as an Inorganic Adsorbent”, Solvent Extraction Research and Development,
Japan, Vol.17, 53-61, 2010年
3. “Immobilization of Microorganisms Within Porous Polymeric Capsules”,
Journal of Applied Polymer Science, Vol.121,321-326, 2011年7月5日
4. ”パルスジェット式バグ・フィルタ-の払い落とし性能“,
化学工学論文集, 第5巻,第5号, 500-505, 1979年
2006年 大手繊維メーカー技術賞受賞「鈴状構造体を用いた革新的浄水システムの開発」